東大井の家N邸 2009.3竣工
東大井の家N邸
2009.3
「大きな吹き抜けやワンルーム」より「メンテナンスしやすい長持ちする家」
と依頼を受けた分譲地内の一軒家です。
比較的広い敷地を生かし、南からの日照を年中受けられるオーソドックスなレイアウトとなっています。南側に長い庇を設けており、雨の振り込みや夏の直射日光を避けるようなっています。
また外壁には、性能(耐火/断熱/耐久性)は良いのですがデザイン性の劣るパワーボードを使用して「パワーボードでもカッコよく」をテーマにデザインしています。
「過ぎたるは、及ばざるが如し」設計者のエゴを捨て、ご依頼者を含くんだ世間一般的な価値観を、いつも念頭に置いて設計しています。
協力施工店-(有)小谷建設
大切にしていること
N邸は一見すると普通の住宅です。
切り妻の屋根で、外壁にパワーボードを貼った、よく見かける住宅です。
価格的には大手有名ハウスメーカーとローコストメーカーとの中間に位置していますが、見た目は同じでも実際は、建売系の住宅とは全くちがう性能、そして品を持った住宅です。
目立つデザインや特殊な間取りをしていませんが、きちんと設計そして監理されている住宅です。(信頼のおける住宅を建てる、この当たり前の事が実際は行われていないのが現状です。コストの問題、職業倫理の低下、技術的に未熟な設計者や工務店の存在、大手メーカーと言えども実際の工事は地元の下請会社であり、隅々まで目が届いていると言い難い状況です)
当事務所は地元に根差して、今日世間から無くなりつつある「信用と信頼」で認知される設計事務所を目指しています。