豊田の家K邸 2006.1竣工
豊田のK邸
2006.01
周囲を田畑に囲まれた一軒家です。
恵まれた眺望と日照を素直に生かすこと、周囲の景観に馴染むことをコンセプトにスタートした建物です。結果、深い庇を持った軽快ながら安定感のある外観デザインをしています、見たことがあるようでいて実際は他には無い上品な建物を目指しています。
大切にしていること
写真ではお伝えすることは難しいのですが、この家は外壁内壁とも自然素材の塗り壁材をしています、また構造材の全てと内装木材の大部分を無垢材としています。これは新建材(クロスや集成材)には無い本物の素材感を大切にしたいと思っているからです。
最近の新建材はよく出来きており、竣工時にはピカピカしていて本物よりきれい見える事は少なくありません、これも一つの魅力ではあるのですが長い目で見た場合には本物の素材の持つ豊かな深みや上品さにはとてもおよぶものではありません。
たしかに施工費は新建材より高くつきますが、奇抜なデザインの実現に予算をつぎ込むよりはオーソドックスでも質の良い建物を当事務所ではお勧めしています。